ナイカイ塩業工場内設置作品「時の輪郭」

食塩の純度に触れる

瀬戸内の産業の歴史にとって、塩はこの土地の風土をそのまま生かしている産業といえます。
ナイカイ塩業は、それをまさに体現している企業です。

この瀬戸内の綺麗な海は本当にゴミがなくて美しい、日本の宝物。ナイカイ塩業は、この海水をそのまま高純度で食塩に仕上げる、日本で有数の企業です。

普通は塩を作る工程で様々な雑菌などを物的な工程が入ることがあります。しかしナイカイ塩業では、このようなプロセスではなく、古くから伝わる塩田の頃からの技術をベースにした製法で、殺菌などを行わず、自然な状態でしかも安全に食塩に仕上げています。

その塩の製作過程とともに、純度を体感していただきます。

山本基(Motoi Yamamoto)

展示企業:ナイカイ塩業

浄化や清めを喚起させる「塩」を用いてインスタレーション作品を制作。床に巨大な模様を描く作品は長い時間を掛け、一人で描き上げる。展覧会最終日には作品を鑑賞者と共に壊し、その塩を海に還すプロジェクトを実施している。 また、緻密なドローイングや鉛筆画なども制作。近年は企業とのコラボレーションも手掛けるなど精力的に活動を展開している。ニューヨーク近代美術館 MoMA P.S.1 をはじめ、エルミタージュ美術館、東京都現代美術館、箱根・彫刻の森美術館、金沢 21 世紀美術館、瀬戸内国際芸術祭等、国内外で多数発表。石川県金沢市在住。

目線が変わると、
景色が変わる。
新しい気づきを、探す旅。

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